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資産形成する上で、自分でコントロールできることは何か?

執筆者の写真: 山木戸啓治山木戸啓治

更新日:2 日前

 将来の不安への対策として、適切な投資による資産形成は一つの解決策となるはずです。

「資産形成をしたいが、何をすればいいのか分からない、何を相談したらよいかわからない。」という声があります。

 資産形成は家計管理の部分と、資産運用の部分の2つの要素から考えて参ります。

 

自分のお金を3つに分けて整理する

自分のお金を「日々の生活に必要なお金」「近く使い道が決まっているお金」「当面使う予定のないお金」の3つに整理します。家計管理する上で重要なことは、自分のお金を目的別にキチンと整理することです。 お金を整理することで「投資」に向けることのできる「当面使う予定のないお金」の部分が明確になります。

自分のお金を「日々の生活に必要なお金」「近く使い道が決まっているお金」「当面使う予定のないお金」の3つに整理します。家計管理する上で重要なことは、自分のお金を目的別にキチンと整理することです。目的別に整理することで「投資」に向けることのできる「当面使う予定のないお金」の部分が明確になります。

資産運用の方法としては、「貯蓄」と「投資」があります。「貯蓄」と「投資」では、活用する金融商品が異なります。お金を使う目的別に適切な金融商品を選択します。どのくらいの金額を投資に回してよいかは、ライフプランに基づくキャッシュフローを分析した上でないと答えは得られません。

リスクのある金融商品を活用する場合は、必要以上にリスクを取りすぎて失敗する事態を防ぐ必要があります。リスクを取りすぎて失敗する事態を防ぐために、事前に投資に関する知識を身に付けておく必要があります。失敗しにくい資産形成のための方法として知られているのが、当面使う予定のないお金で長期・積立・分散投資することです。さまざまな投資先に毎月少しずつ、コツコツと投資していくことでリスクを分散できます。

 まだ知識や経験が不足している状態なのに、まとめて1つの投資先だけに保有資金をつぎ込むのは危険です。 金融知識の不足、あるいは経験不足を補うことができるのが、投資タイミングを幅広く分散する等金額による積み立て投資です。


自分でコントロールできることに集中する

物価の動向、株価の動向などは、個人ではコントロールできない不確実な要素であると認識できます。プロの投資家であっても、経済の動向、金利の動向、為替市場の動向を完全に予測することは不可能と考えられています。 資産形成で大切なことは、自分でコントロールできる課題に集中することです。資産形成の不安を軽減するために、運用のリスクの軽減や運用のコストの低減など自分がコントロールできる問題に焦点を当てます。

私たちは不確実な要素を、抱えながら日々暮らしています。不確実な要素への過剰反応を避けると共に、不確実性と折り合いをつけながら暮らしています。不確実性のある社会にとっての課題は、時間と資金をかけた企業努力を通じて解決できる場合があります。

物価の動向、株価の動向、為替市場の動向などは、個人ではコントロールできない不確実な要素です。プロの投資家であってもそれらの動向を、完全に予測することは不可能と考えられます。

 資産形成の不安を軽減するために、運用リスクの軽減や運用コストの低減など自分でコントロールできる課題に焦点を当てます。 資産形成する上で大切なことは、自分でコントロールできる課題に集中することです。

 

持続可能なライフスタイルを構築する

人生100年時代にゆとりある暮らしを実現するためには、その期間に背負っている負債に見合う資産を持つことです。自助努力が求められる中で、背負っている負債をまかなうために必要なのは人的資産と金融資産です。人的資産と金融資産を全体として1つのものと捉えて資産形成することで、持続可能なライフスタイルの実現を目指します。

 希望するライフスタイルを実現するためには、ライフイベントに合わせた、それ相当の支出が発生すると考えられます。それが必然的に発生する支出であれば、将来に向けて背負っている負債です。すでに背負っている負債と考えられるならば、当然その負債に見合うだけの資産が必要となります。

 持続可能なライフスタイルの実現のためには、生涯に獲得できる資産と生涯に背負っている負債とのバランスを取ることが必要です。生涯に構築できる資産から判断して思い描くライフイベントにも、優先順位をつけて適切に取捨選択することが求められます。

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